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魔術の歴史

魔術の歴史は古く、人類の歴史が始まったのとほぼ同時とされています。 先史時代に行われていたと想像される呪術が魔術の起源。北京原人は、遺体を埋葬するときに周囲に赤い鉄の粉をまくという呪術的行為をしていた。以後、現代にも残る呪術は、もとをたどれば、豊作を願って雨乞いをする行為、病気治癒を祈って神にお供え物をした行為などがある。現代の「豆まき」なども呪術とされている。

西洋魔術は、古代に体系を持つようになり、神殿巫女たちは、気象、薬草などの知識を学んだ。 ローマ時代にキリスト教は国教となりアニミズム的な考えなどを邪教とし、西洋魔術を、排除する方向に進む。それにより、神殿巫女たちは、奴隷として売られていった。 中世後期の異端審問や近世に盛んになった魔女狩りで裁判にかけられ、火刑にされた人々の中には、薬草知識のある者、古い神を信仰する者、占いをする者などが含まれていたとする説もある。そうした人々はキリスト教以前の古い多神教が形を変えて生き残った呪術的儀礼を実践する人々であったとも考えられる。

もともと古代より存在した魔術は、メディチ家が活躍していたルネサンス期の欧州に流入した時、当時のキリスト教会を揺さぶることとなった。 長い歴史を持つ魔術は、現代も存在しており、この先も歴史を積み重ねていくであろう。 現代社会では、漫画、アニメ等でも魔術を取り上げており、より身近な存在になってきている。これにより、魔術についての知識は、手身近な場所で得ることができるようになっていくのではないだろうか。

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