
魔術とは、主として3通りに使われている。
- [手品、奇術]
- 一見不可思議なことを知られざる合理的手段で達成する手練の技。
- [呪術]
- 呪物や呪文を用いて超自然的な現象を起こさせると信じられている方術。
- [魔法]
- 人間が内なる可能性を完全に開発して,人間を超える存在と接触したり,その存在になりきったりする超越の方法。
ここでは超越の方法に限定し、魔術とする。
一般通念として科学技術とは異なり、超常的、超自然的なものとされ、魔術によって引き起こされる事象としては、外面的・物理的なもの、内面的・精神的なものなどさまざまなケースがあると考えられる。
人体は二つでなりたっている。一つは肉体。もう一つは、体の中にある魂。目に見えぬ魂は、神様から創られたものである。
人間は、この魂が心の奥に存在しているにも拘わらず、日々の忙しさに追われ、魂について考えることをしていない。
物欲にかられ、肉体を磨くことにしか、興味を持たない人間が、常に魂について考え始めたら、常に魂を高められることを考え始めたら……。そこに高められた魂を知り、神様自身の特性を使えるという<魔術>が誕生するのである。
<魔術>とは、このように霊的存在の力を利用し、通常の人間の常識では成し得ない驚異の力を獲得する方法なのです。
